• このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

アプリやWEBサービスではないですが、どのようなPR事例があるか調べてみました。

戦略PRとは、

 ①メディアや消費者の関心を最大化できるテーマを設定し、

②商品の売上に貢献するシナリオを描き、

③チャネル設計し、

④情報の伝播をしかける

新版 戦略PRより)

とのこと。

ではPRを考える上で、メディアや消費者の関心を集めた、参考になりそうな事例を紹介していきます。

 

一番をつくる

世界一、日本一は話題になりやすいです。AKB総選挙、1箱1,000円のタバコなどカテゴリを絞ることで一番を作りやすくなります。

・世界一素晴らしい仕事

1

「Best Job in the World」という求人広告がオーストラリアで出ました。仕事内容は、無人島でのちょっとした雑務とグレート・バリア・リーフを周遊し、風景などをブログにアップするだけ。報酬は半年で1千万円、世界中の誰でも応募できるとして、今まで全く注目されていなかった島が一気に話題になりました。

 

対立をつくる

対立構造をつくることで、話題をつくりやすくなります。

・カップスープ つけパン派vsひたパン派

3

カップスープは、当初朝の飲みものとして売り出されていたため、牛乳やコーヒーなどとぶつかりあまり買われていませんでした。そこでパンの相棒とリポジショニングを図りました。「つけパン派vsひたパン派 あなたはどっち派」と対立をつくり、売上が前年比120%になったとのこと。

 

秘密をつくる

秘密にされればされるほど気になるものです。

・1Q84

3

新潮社が1Q84の発売前に行ったのは、タイトル・価格・発売日をホームページと新聞広告に掲載したのみ。さらに社内でも原稿を読んだのは数人と、徹底した秘密主義を貫きました。その結果、ファンによってSNSで最新作への期待感が高まる空気が世間に作られ、300万部を超える売上につながりました。

 

違和感をつくる

SoftBankの犬のお父さん、黒人演歌歌手など違和感のある組み合わせをつくるのも効果的です。

・朝専用カレー

4

イチローが毎朝食べていると話題になった「朝カレー」。合わせて、スパイスが脳内の血流量をUPさせると医師の意見も出し、受験生を中心に朝ごはんの定番メニューとなりました。

 

レポートをつくる

調査結果をコンテンツに話題づくり。

・父の日にウイスキー

040214_2149~01

事前にターゲットとなる20〜30代の女性にアンケートをとり、父の日に合わせて「お父さんに朗報!8割の女性が父を愛している」「もらって嬉しいお酒1位はウイスキー」と記事を出しました。CMを打ったり、店頭でハイボールセットを販売したりも。

 

キーワードをつくる

わかりやすいキーワードに乗せて販売。

・第3のエコカー

6

エコカーと言えば、ハイブリッドか電気自動車というイメージに対し、既存の技術をみがきあげ、「軽自動車」をエコカーとして認識させました。ハイブリッドなどよりも安く買いやすく、非常に人気が出ました。

 

自分ゴト化させる

これはどのPRにも入れることですが、ターゲットに「これは自分の関係のあることだ」と認識してもらうことが大事です。

・広辞苑 第六版

7

10年ぶりの改訂を迎えた広辞苑は、今までの50代以上男性から、受験戦争に突入する小学生とその母親をターゲットに。母親に自分ゴト化させるために、指でページをめくる動作が記憶の定着につながるといった調査を出したり、辞書引き学習という学習方法を影響力の高い人物から語ってもらったりしました。その結果、1万円ととても高価なのに、初年度販売目標の30万部を予約期間2ヶ月で達成。

 

(参考にした本)

本田哲也(2011)新版 戦略PR

井口理(2013)戦略PRの本質

 

最後まで読んでいただき有難うございます。今後もこのような「先人の知恵を学ぶシリーズ」書いていければと思っています。