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今日はいつもと毛色を変えて、プッシュ通知の配信の仕組みについてお話しいたします。
ここでは当社が運営するプッシュ通知サービス Growth Push を例にあげて解説いたします。
細かい話はややこしいので、まずは下記の概念図を御覧ください。
仕組み
※左上のパソコンは、各種設定を行うための管理画面です。
それぞれの役割は以下の通りです。
順を追って説明いたします。

1.アプリ登録

まずはサービスへのアプリ利用登録が必要です。
メールアドレスや証明書の登録がこれにあたります。

2.アプリIDの付与

Growth Pushが、アプリを識別するためのIDを付与します。

3.Growth Pushを利用するためのSDK組み込み

上記で付与されたアプリIDをSDKに記述し、実装します。

ここまでがアプリ運営者が必要な準備です。

基本的に一度行えば、以降何もすることはありません。

4.プッシュ通知を「ON」にする

ユーザーの動きです。iOSアプリでは、アプリの初回起動時に「プッシュ通知の利用を許可しますか」というダイアログが表示されますが、ここでYESを選択すると、ONになる、という流れです。

Androidの場合は、デフォルトでONになっています。

5.デバイストークン発行

端末とアプリのペアを識別するプッシュ通知専用のIDをデバイストークンと呼びます。

これは、iOSであればAPNsというサービスから、AndroidであればGCMというサービスから発行されます。

6.初期化

上記で発行されたデバイストークンがサービスに登録されます。

この処理は3で組み込んだSDKが担っています。

ここまでが、ユーザーの動き、一度行えば基本的には完了し、以降はプッシュ通知を運用するための流れとなります。

7.行動情報や属性情報の登録

プッシュ通知をiOSだけに配信したい、

5日間連続して起動したユーザーに配信したい、

といったセグメント配信を実現するため、ユーザーから様々な情報が随時Growth Pushに登録されます。

8.配信設定

管理画面からGrowth Pushに対し、いつ、誰に、どのような文言でプッシュ通知を配信したいか、要件を設定します。

9.配信要件定義

上記で入力された要件をもとに、対象者の抽出などを行います。

10.配信要求

実際にプッシュ通知を端末に届けるのは、Growth Pushではありません。

Apple社、Google社の役目となります。

ここでは、必要な要件に沿った要求をそれぞれのプラットフォームに送信します。

11.配信

実際にプッシュ通知が端末に配信されます。

 

こうしてみると、随分大掛かりな仕組みの中で動いているように見えますね。
逆に言うと、Growth Pushのようなプッシュ通知配信サービスを利用しない場合は、
これらを全て自前で用意する必要があり、相応の工数が発生します。
大量配信するとなれば、自前の場合インフラを大掛かりに敷かなければ成立しないので、
アプリを開発される際はこのようなサービスを利用されることをオススメいたします。