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本記事は、2016年7月27日に開催したSIROK App Meetup Vol.1 「4meee! ・POCKET PARCOに学ぶ!人気メディア、アプリのプッシュ通知運用について」での発表内容をもとにしたセミナーレポートです。

登壇者には「アプリのプッシュ通知運用について」をテーマに、どのような施策を行って来店率を向上させたかについてお話し頂きました。

登壇者プロフィール

株式会社パルコ WEB/マーケティング部 部長  野中 健次 氏

パルコ入社後、本部や全国の店舗でテナントリーシング、宣伝販促、経理業務等に携わった後、2013年にグループである百貨店に出向。顧客、販促業務に加えオムニチャネル構築等に従事し、2015年度パルコに戻りWEB/マーケティング部に着任。店舗のICT活用やハウスカードとスマホアプリを連携した個客マーケティング推進を担当。2016年より現職。

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「POCKET PARCO」について

野中氏によると、パルコでは「24時間パルコ」というコンセプトを掲げ、「いつでも、どこでもテナントショップスタッフとお客様がコミュニケーション可能なオムニチャネルプラットフォーム」を構築。「POCKET PARCO」というアプリはWEB接客の一部を担っているという。

いつでも、どこでも テナントショップスタッフとお客様がコミュニケーション可能な オムニチャネルプラットフォーム

野中氏 登壇資料より抜粋

編集部注記
2015年3月より開始された「POCKET PARCO」だが、WEB接客という名目通り、アプリ内は商品紹介記事や、ショップのブログ記事が目立つ。タイムライン形式に表示されており、まるでキュレーションメディアのようである。気に入った記事をクリップ(お気に入り登録)したり、好みのショップの最新情報を受け取れるようにする機能があり、ユーザーは自分用にカスタマイズして利用することができる。
さらに、直接的なインセンティブ機能もある。上述のクリップ機能の利用や店舗へのチェックイン、商品の購入で付与される「コイン」がランクアップにつながり、ランクに応じてクーポンが付与される、という仕組みだ。
購買の機能だけでなく、ファン心理を高めるための仕掛けも備えていることが「WEB接客」たる所以だろう。
ポケットパルコ2

ユーザーの具体的な行動フローは以下の通りだ。

野中氏登壇資料より抜粋

野中氏登壇資料より抜粋

野中氏によると、「アプリを起点とした来店、商品取り置き、購入促進を図っている」とのこと。上記資料からも、行動フローに終点がなく、好循環がまわる導線がひかれていることが見て取れる。また、2016年度よりレコメンドエンジンにAIを導入し精度をアップ、ユーザーの気にいった記事やショップ、実際の購買履歴に応じてコンテンツの出し分けを行い、「自分用にカスタマイズされたアプリ」をサービス側からも作り上げていることを解説されていた。

POCKET PARCOのプッシュ通知活用事例

本セミナーで、野中氏は来店前、来店中、来店後、とタイミングを分けた3つのプッシュ通知施策の紹介をされていた。

Pocket Parco プッシュ通知

▼来店前:クーポンの配信
7月の大型SALE企画である「パルコグランバザール」に合わせ、広島Parco限定の500円分クーポンを発行。これを「広島近県8県にてアプリを起動したユーザー」にセグメントしてプッシュ通知を配信したところ、なんとクーポンの引換率は半数近くとなり、来店促進に大きく寄与したという。

▼来店中:「キャンペーン」のリマインド
10000円以上の購入で500円分の優待券を進呈、というキャンペーンの期間中、「購入額が10000円に満たないユーザー」にセグメントし、プッシュ通知を配信したところ、通知を受け取ったユーザーの購買増が起こり、期間終了後には購入額の数十パーセントがプッシュ通知後の購買行動によるもので、アプリ会員の購入額は過去最大に至った。というデータを紹介。プッシュ通知による購入促進への影響を解説されていた。

▼来店後: 「接客」への評価
買い物の翌日に コインの付与をプッシュ通知で知らせし、接客サービスへのフィードバック(評価)を求めるといった運用をしており、ユーザーの声はショップスタッフへ共有、接客サービスの強化を図っているとのこと。また、「評価している」という行動そのものが、ファン心理を醸成し、再来店につながるという。

まとめ

いかがでしたでしょうか。本セミナーでは野中様にPocket Parcoというオムニチャネルアプリにおけるプッシュ通知運用について解説いただきました。
この記事には書くことはできませんが、具体的な数字の公表もあり、ロイヤル顧客化のためのツールとして魅力的なアプリを運用される中、適切なセグメントを用いたプッシュ通知は来店、購買、再来店…といった指標に直接的に寄与するということが、私達編集部も学ばせていただきました。

今後は、下記のようなプッシュ通知案を検討されているそうで、

【位置情報】ジオフェンスを活用した最適なオファーを通知
【天気情報】降雨時や気温が高くなったときお客様へ合わせたPUSH 通知
【嗜好・購買情報】テナントショップから直接お客様へオファーを通知

プッシュ通知ツールを提供している私達もぜひ開発の参考にさせていただきたいと感じております。
シロクではこのような第一線で活躍されている方々をお招きし、今後もセミナーを開催してまいります。引き続きよろしくお願い申し上げます。

国内No.1のプッシュ通知配信サービス「Growth Push」運営
http://ja.growthpush.com/
株式会社シロク